ハードとソフトの再編集で資産価値と客室単価(ADR)を最大化する
ホテル業界において、建物の老朽化や観光ニーズの多様化に伴うホテル リノベーションが活発化しています。しかし、単に内装を新しくするだけのリノベーションでは、高騰する建設コストや競争の激化を勝ち抜くことはできません。
いま求められているのは、運営(ソフト)と空間(ハード)を一体となって再編集し、不動産としての資産価値そのものを高める戦略的なホテル経営です。
1. ホテル経営の現状と課題、稼働率重視から体験価値の向上へ
従来のホテル経営では、いかに客室稼働率(OCC)を上げるかが重視されてきました。しかし、人手不足や光熱費・人件費の高騰が続く現代において、稼働率依存のビジネスモデルは限界を迎えています。
現在のホテル経営で収益(RevPAR)を伸ばすカギは、客室単価(ADR)を引き上げる高付加価値化にあります。そのためには、単に「寝泊まりする場所」から「その土地ならではの時間を味わう目的型滞在の場」へのシフトが必要です。
2. 成功するホテル リノベーションの三大潮流
既存資産を生かしたリノベーションやコンバージョン(用途変更)において、成果を上げている施設には3つの共通点があります。
①歴史や地域資源のストーリー化(ヘリテージ・文化継承)
旧校舎、歴史的建築、地域固有の自然景観などを滞在体験の核として再編集し、独自のブランド価値を構築する。
②小規模・高付加価値設計
客室数を絞り込むことで密度の高いサービスとプライベート感を提供し、富裕層やインバウンドの長期滞在需要を獲得する。
③屋外・半屋外空間の活用による滞在体験の拡張
テラス、プールサイド、ロビーラウンジなどの共用部を「もう一つの居場所」として機能させ、館内での滞在時間を豊かにする。
3. 空間の質がホテルの資産価値を左右する
ホテル経営において、家具や什器は単なる備品ではありません。ゲストが直接触れ、長い時間を過ごす家具は、空間の居心地やブランドの印象を決定づける体験価値の骨格です。
特に近年重要視されているテラスや屋外ラウンジなどのリゾート空間において、内装や景観と調和しない家具を設置してしまうと、せっかくのリノベーション効果が薄れてしまいます。また、屋外環境に耐えられない素材を選ぶと、経年劣化による見た目の低下や頻繁な交換コストが発生し、長期的なホテル経営の圧迫につながります。
4. やはらぎ(OHMM)が提案する、持続可能な空間価値づくり
やはらぎ社が展開するアウトドア家具ブランドOHMMは、ホテル・リゾート空間に特化した高品質なファニチャーソリューションを提供しています。
高い耐候性と美観を両立する新素材ファイバー
直射日光や湿気に強い先進素材を用い、熟練の職人が手作業で編み上げることで、長期運用に耐えうる耐久性と上質な触感を実現。
空間と建築に調和する柔軟なカスタマイズ
建築デザインや地域の景観、動線計画に合わせ、カラー、モジュール、サイズを細かく選定可能。人の動きや視線の抜けを計算した「心地よい余白」を生み出します。
運用負荷を軽減する高耐久設計
メンテナンスの手間を軽減し、時間経過に伴う空間品質を維持することで、顧客体験と運営ならびに資産価値の維持に貢献します。
これからのホテル経営・リノベーションに向けて
ホテル リノベーションの真の目的は、表面上の美しさを取り戻すことではなく、どのような時間が生まれるかを計算し、運営と空間をトータルで設計することにあります。
やはらぎ社では、ホテルのコンセプト立案から屋外・半屋外空間の価値向上まで、事業者様のニーズに寄り添った最適なプロダクト・空間提案を行っています。新規開業・リノベーションをご検討中の皆様は、ぜひお気軽にご相談ください。